大井うさぎ幼稚園 洗足うさぎ幼稚園 市原うさぎ幼稚園
Usagi Kindergarten日常を大切にした子ども主体の保育で創造性や個性を育てる
大井・洗足のうさぎ幼稚園があるのは、閑静な住宅地の緑の木々に囲まれた一画。2園は近く、園外活動で顔を合わせることもあるのだとか。市原うさぎ幼稚園は、林の中に建つ平屋の園舎で、どの園も心が和む温かな雰囲気です。長年にわたり献身的に子どもたちを育んできた園の歴史と伝統を生かしながら、時代に即した新たな動きが展開されています。
Education Story
培った伝統に新しい風を吹き込み
より働きやすく開かれた幼稚園へ
うさぎ幼稚園の前身である幼稚園が創設されたのは、まだ東京に幼稚園が10園ほどしかなかった明治19年のこと。その後、大きく変化する社会のうねりの中、幾多の困難を乗り越えながら、うさぎ幼稚園はつねに最善の幼児教育を模索し、先駆者であり続けてきました。
学園理事長と市原・洗足の園長を兼任する嶋澤雅丈先生の前職は美術関連、大井うさぎ幼稚園の嶋澤瑞季園長は会計事務所と、二人とも幼稚園とは異なる業界を経験した後、うさぎ幼稚園の経営に携わっています。
近年、さまざまな園に触れて影響をうけ、「子どもの、子どもによる、子どものための保育」を新たな教育方針に。また「開かれた幼稚園」を目指して、業務の見直しにも取り組んできました。
その一つが情報を共有しやすくしたこと。これまでの保育計画や活動内容、反省点、進め方や声かけのアイデアにいたるまで詳細な情報がデータ化され、園児の年齢や、月ごと、週ごとにまとめられています。これにより園の貴重な財産ともいえる情報に、誰でもアクセスして有効に生かすことができるようになりました。
うさぎ幼稚園では「今日は何時に帰れるかわからない…」ということがなく、残業は大きな行事の前でもほとんどないそうです。変形労働時間制が導入されていて、年間の勤務予定にそって計画的に仕事に取り組むことができます。こうした働きやすい環境が、職員の満足と保育の質の向上につながっています。
日々の積み重ねで育てる
自分で考えて、自分で行動する子
うさぎ幼稚園の教育方針は「子どもの、子どもによる、子どものための保育」。徹底して子ども主体の保育を行い「自分で考えて、自分で行動する子」を育てています。
「どの子にも意思があって、言いたいことが必ずあります。じっくり聞いてあげれば、子どもはちゃんと言葉にしてくれます」と、理事長先生。
保育者から一方的に伝えるのではなく、対話を重視し、子どもの思いを受け止めることも、先生の大事な役割のひとつです。
子どもの主体性を培うための活動として日常の保育の中に組み込まれているのが、先生の投げかけるテーマに対して、一人ひとりが考えて体で表現する「クリエイティブ・ムーブメント」や音楽に合わせて様々なステップを踏む「リズム・バリエーション」。考える姿勢や表現する意欲を育てることができ、「表現は一人ひとり違うからこそ面白い」ということが肌で感じられるそうです。
こうした活動を長い時間積み重ねることによって子どもたちが身につけた表現力や創造性を披露する場が、うさぎ幼稚園の保育発表会です。先生がピアノで奏でるクラシック音楽に合わせて、子どもたちが自分たちの力で物語を表現し、遊びのような劇のような独特の空間が創りあげられていきます。
「子どもたちはもちろんですが保育者の達成感も大きく、特別な充実感や満足感を得られます。ぜひ実際に見て感じてほしいです」
行事は日常の延長線上にあるものと考え、結果よりも日々の活動や子どもが成長する過程を大切にしている、うさぎ幼稚園だからこそできる行事といえそうです。
Work Image
3つの姉妹園でそれぞれのカラーがありますが、どの園も1学年1クラスと小規模で、園庭では学年に関係なく楽しく遊ぶ子どもたちの姿が。全職員が子ども全員に目を配って、状況を把握し、きめ細かやな保育が行われています。
職員室にはいつも子どもたちの話が飛び交っているそうで、「全体で子どもを見守る雰囲気に助けられている」という声が聞かれました。
勤務初日に落ち込んでしまった新人の先生には、子どもと一緒に撮った写真に励ましの言葉を添えてプレゼントしたり、不安を持つ先生には「やってみるまえに一度確認してみようか」とさりげなく声かけしたり。先生一人ひとりの状況をよく見てケアしてもらえている、という実感を持つ先生が多いようです。
新しい学びや気付きを得られると好評なのが、日々の活動を撮影したビデオを使った保育の振り返り。園内の研修で行うだけでなく、関東の5、6園と合同で開催する研修会でも取り入れられています。客観的な意見をもらえたり、他園の保育から様々な刺激をうけることができるので、自己満足やマンネリにおちいるということがなく、良い勉強の機会になっているそうです。
園の魅力に休日面を挙げる先生も。預かり保育などの当番が交替であるものの、夏は合計3週間、冬と春にも2週間ほどのまとまったお休みが取れるのだとか。育休を活用する人も多く、長く働き続けらける制度が整っています。
Job Information
団体名 | 学校法人島澤学園 大井うさぎ・洗足うさぎ・市原うさぎ幼稚園 |
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勤務地 | 大井園(東京都品川区大井)、洗足園(品川区荏原)、市原園(千葉県市原市山木) |
ホームページ | http://usagiyouchien.ed.jp/ |
募集職種 | 幼稚園教諭 |
教育スタイル | 音楽を軸とした教育 体づくりを意識した教育 表現する創り上げる教育 |
園児数 | 大井園(約100名)、洗足園(約90名)、市原園(約100名) |
勤務時間 | 8時00分~18時00分、1年単位の変形労働時間制 学期中は18時までの勤務で、1時間長い分は、長期休暇中の交代勤務の回数等で調整します。 |
休日・休暇 | 土曜、日曜、祝日、夏季休暇、年末年始 園児の夏休み、冬休み、春休みの期間は、交代勤務になります。 |
給与 | 千葉県:195,500円~ 東京都:230,000円~ 通勤手当:実費(上限20,000円) |
福利厚生 | 私学共済(健康保険、年金)、労災保険、雇用保険 退職金制度 産休育休制度(実績あり) |
選考について | 面接選考 ピアノ実技 |
編集コメント
先生同士のコミュニケーションがよくとれていて、明るい雰囲気です。ピアノについては、勤務時間内に本格レッスンを受けることができ、ピアノ歴2年の先生がクラシックを上手に弾けるまで上達したという話も。様々な面でサポート体制は申し分なく、意欲をもって挑戦する人をしっかり後押ししてくれる園という印象を受けました。