子どもの森幼稚園

子どもたちの発見には無限の可能性があるから、受け止めて広げてあげたい。

Education Story
 

誠実に向き合い、
そのときそのときにできる
最大限のものを与えてあげたい。
 

遊びを通じてたくさんの経験をさせてあげたいという子どもの森幼稚園。

「私は小さい頃からトマトが苦手で、給食のトマトを残すと外遊びに行けなかったので頑張って好きになろうと努力したんです。食べれるようにはなりましたが、でもやっぱり今でも苦手なんです。でも、実際に口にしてみると”食べられる”という事実に気付く。その気付きが大切なのだと思います。だから色んな体験をさせてあげたいんです。」

カリキュラムや行事のバランスを整えているのは、強制ではなく、自由すぎず、子どもたち一人一人が隠れた才能を探して磨いてほしいからだといいます。ただそれだけではなく、苦手なことにも背を向けずに努力できる力を身に付けてほしいと願っているからです。
「いいあたま、やさしいこころ、じょうぶなからだ、がまんづよいこ。」
この”４つのやくそく”は、子どもの森幼稚園のオリジナル曲にもなっている。先生と子どもたちは毎朝一緒に歌って踊り、この軸を意識できるようにしているといいます。

例えば、園庭で砂の大きな山を作るためにはどうすればよいか頭で考え、三輪車の数が足りなければ優しい心で友達に譲る。かけっこする丈夫な体と、転んでも泣かない我慢強さ。
楽しさだけでなく苦難をも積み上げて、この約束が身についていくのかもしれません。