学校法人富山学園　武里白百合幼稚園

開放的な園舎と園庭の中で、先生たちも生き生きと過ごせる場所。

淡く優しい色調の園舎に、大きなガラス窓からたっぷりと陽光が差し込み、明るく気持ちの良い空間を作り上げています。広々とした園庭も、全面で太陽を受け止めてきらきらと輝いています。
子どもたちの声が、周辺の閑静な住宅街に響き、穏やかさや安らぎをもたらしているようでした。
 

Education Story
 

子どもたちの「目線」を大切に
寄り添い、励まし続けたい

武里白百合幼稚園で幼稚園の先生としてのスタートを切り、7年前から園長を務める清野先生。初めてお会いした時の照れ笑い、インタビュー中の微笑み。たくさんの笑顔を見せて話す明るい人柄が印象的です。

園長の任を受けたときの初心を忘れず、子どもたち第一主義の保育を胸に、無我夢中で歩んできたそうです。

「いつまでも子どもたちが『園長先生ー！』って駆けてきてくれる、信頼される自分であり続けたいです」

担任時代はゴザを敷いて子どもたちと寝転んだり、おままごとをしたり。子どもたちと同じ目線になり、一緒になって楽しむことを大切にしている園長先生。笑いながらいろいろなエピソードを話してくれました。

「子どもたちは何かあると、先生たちの方を向きます。『先生たちも笑ってるかな？』って。そして私たちが笑顔であれば安心してまた前を向くんです。だからこそ、私たちはつねに心を開いて、思いを共有しようと努めることが大切だと思っています」

これからも子どもたちの気持ちに寄り添いながら励まし続けていきたい。それが先生の願いです。

たくさんの 「実体験」 をプレゼントしたい

家庭ではなかなかできない実体験も武里白百合幼稚園の魅力の一つです。

クッキングの前には、子どもたちがお金を握りしめ、お母さん気分を味わいながらスーパーに買い出しに行ったり、園の畑やプランターで育てた野菜を材料に調理することもあるそうです。

初めは小さな苗だったトマトが徐々に成長して大きな赤い実になり、収穫して、ほかの材料や調味料を加えてケチャップに変身する。その過程は子どもたちにとって新鮮な驚きにあふれています。たとえば「砂糖がたくさん入る」ということも身をもって知ります。
聞く。触れる。嗅ぐ。食べる。五感が刺激され、様々な初めての感情も芽生えます。

また、武里白百合幼稚園では、たてわり保育をとりいれ、異年齢の子どもたちが関わる時間を作ることに力を入れています。お兄ちゃん、お姉ちゃん、弟や妹と接することで実体験の幅が広がります。さらに交換保育も取り入れ、担任以外の先生とかかわる中で、子どもたちは自分の思いを表現する大切さも体験します。

子どもに寄り添い、笑い合い、助け合う。先生たちも実体験の中で子どもたちと共に成長していきます。

Work Image

職員のフットワークが軽く、フレッシュな印象を受けます。年功序列などは関係なく、みなが積極的に動く様子が伝わってきます。

2年目の先生は安心して働ける理由を教えてくれました。

「私が困らないように先輩はお手本となってくれます。初めてのことがあると、ことさら丁寧に教えてくれます。一回目の家庭訪問の時も緊張しましたが、先輩のおかげで不安が解消されました」

「後輩達は、元気でフレッシュな発想をたくさん持っていて、現場で活かされています。子どもたちへの目線や接し方に学ばせてもらうことも多いです」

第一線で現場を走る25年目の先生の言葉にも重みがありました。