まきば幼稚園

緑あふれる自然の中で丁寧に育む「愛ある行い」と主体性。

Education Story
 

子ども主体・メリハリのある保育
自然や動物に触れ、みな心優しく
 

2023年3月に創立70周年を迎える、まきば幼稚園。その歴史の始まりは、創設者・初代園長の自宅に子どもたちが集まって遊ぶようになり、保護者から預かってほしいと頼まれたのがきっかけです。当時は、とても小さなかわいい屋根の園舎だったそうです。

広大な敷地には、自然を愛する創設者が植えた木や花々が見事に育ち、夏には園庭を覆うほど緑が生い茂って、まるで森のようになります。子どもたちはコナラのどんぐりを拾ったり、池でかえるが寝ている場所を探し当てたり、自然の中で様々な体験をして、たくましく育っています。

「キリスト教の『愛をもった行い』を根底に、子どもの声を聴くことを大事にした子ども主体の保育を行っています。子どもたちが能力を発揮すること。難しいことにも挑戦し、乗り越える力をつけること。自分で考えて自分で行動することを目標にしています」と副園長の島田先生は話します。

褒めるタイミングや言葉の選び方、一日の過ごし方などは、療育手法をとりいれたもの。子どもたちは、やる気や自己肯定感を持ち、自主的に行動できるようになります。
子どもたちが本物に触れることも大切にしていて、年に数回、美術・音楽の講師を招きます。発表会や作品展では、自分たちで考えて、話し合ったりけんかしたりしながら、協力して一つの大きな作品を創りあげ、子どもたちは大きく成長していきます。