大和富士幼稚園

広い園庭で元気よく遊び、たくさん体験して、根っこを育む。

2000坪のまっ平らな敷地に、水はけのよい大きな園庭と裸足で走り回れる芝生の園庭。遊ぶ場所も遊具もたくさんあり、子どもたちは思いっきり体を使って遊びながら、丈夫な体を作ります。大きな海賊船では、子どもたちが驚くほど高いところまで登っていく姿が。その伸び伸びと遊ぶ光景から、子どもたちのエネルギーとたくましさが伝わってきます。
 

Education Story
 

強く、楽しく、明るく育って
大きく世界に羽ばたいてほしい
 

3,500㎡もある第一園庭は水はけが良いように工事されていて、雨上がりでも水たまりやぬかるみを気にせず遊べます。また、裸足で走り回れるよう丁寧に手入れされた芝生の第二園庭もあります。

「子どもたちが裸足で水遊びや、鬼ごっこ、虫取りなどをして楽しそうに遊ぶ声が響いてきます。また、体育館やホールでは色々な体育用具を使って日々新しいことにチャレンジする姿が見られます」と副園長の藤宮先生。

全教室が南向きに一列にならんだ園舎は、ガラスのドアから日が差し込んでとても明るく、見晴らしがよい開放的なつくりです。

「伸び伸びとした子、自分のことは自分でできる子、優しさと思いやりのある子、考える力・たくましく生きる力のある子、誰とでも楽しく遊べる子を育てるのが目標です」と藤宮先生は話します。

「これからの子どもたちは、世界に目を向けて生きていくことが必要になります。無難に守りに入る生き方ではなく、自分のやりたいことをやってほしい。どんな時代にあっても、子どもたちは、強く、楽しく、明るくあってほしいと願っています。そのための基本的な道徳や積極性、共感する力を養い、根付かせるのも私たちの役目だと思います」

藤宮先生の言葉の一つひとつから、子どもたちに待ち受ける将来への深いまなざしや、職員や保護者の気持ちをしっかり受けとめてくれる包容力が伝わってきます。

「先生たちには『自信がなくてもぜひチャレンジしてみてください。自分の思いを口に出して行動にうつしてください。困ったことがあったらいつでも相談に乗ります』と伝えています」
 

色々なことに興味を持ち
挑戦して、やり遂げられる子に
 

子どもが物事に興味、関心、意欲を持ち、園生活を通じて、知恵や表現力を身につけることを大切にしている大和富士幼稚園。

食育にとても力を入れていて、自園で調理された完全給食が味わえます。優れた機能を備えた厨房では、管理栄養士、調理師など6人が、毎日400食以上の昼食とおやつを手づくりしています。

また、キャベツ、きゅうり、ブロッコリーなど園内で育てられた野菜を、子どもたちは季節ごとに収穫し、給食で食べることができます。

施設や設備も充実していて、発表会、運動会などはすべて自園で行われます。

大型ホールはグランドピアノ、アップライトピアノが備えられ、ステンドグラスも好評です。運動会は、通常開催の場合1500〜2000人もの観客が集まるそうです。

課外活動は15種類以上と豊富で、課外活動後にも降園バスがあるので保護者の負担が軽減され、喜ばれています。

「少子化の世の中なので、今の子どもたちが大きくなった時には、一人でたくさんの役割を果たすことが求められるようになるでしょう。そのためにも、色々なことに興味を持ち、何にでも前向きに挑戦できる子に育ってほしいと思います。毎日でも課外活動ができるように内容を充実させていると同時に、私自身が子どもの習い事の送迎に苦労した経験から、保護者の負担をなくしたいと思い、バスを運行しています」と話す、藤宮先生。

「幼稚園の毎日はすごく楽しいですし、自分自身の人生に役立つ色々な経験ができて、良い仕事だなと思います」
 

Work Image

大きな園庭と子どもの個性を伸ばす保育に魅力を感じて入職を決めた、という一年目の先生。年少クラスを二人体制で受け持っています。

園児数が多く、併設の保育園もあるので、1歳児から年長まで色々な子どもたちに触れ合えるのが、とてもいい経験になっているといいます。

「明るい職場で、何事にも一生懸命。行事もみんなで一丸となって頑張ります。私はピアノが得意ではなく、はじめの頃は緊張もあり全然弾けなかったのですが、今は毎日の歌は子どもの方を見ながら弾けるようになりました。徐々に慣れますし聞けば教えてもらえるので、心配しなくていいですよ、と伝えたいです」

恥ずかしがり屋の子が手紙を渡してくれるように変わり、保護者からも「先生と結婚すると言ってますよ」と話を聞いた時は、嬉しさとともに仕事の達成感を感じたそうです。

「子ども一人ひとりと向き合い特性を理解して、その子にあった声掛けができるようになりたいです。幅広い世代の先生がいらっしゃるので、アドバイスをもらいながら、学んでいます。子どもと成長できるように頑張っています」

職員数が多いので休暇もとりやすく、残業は大きな行事の前だけ。産休育休から復帰して、長く働き続ける先生も多い職場です。

副園長の藤宮先生は「先生には長く働いてほしいですし、ここで色々なことを体験してほしいです。ピアニカ、リトミック、体操、英語など専任講師もたくさんいるので、その時間は先生も教わる側になって、刺激を受けながら楽しんでほしいですね」と話してくれました。