就活前必見!履歴書で最も気にした方が良いポイント。

2020年10月07日

たくさんの園見学を経て応募する求人が決まると、次に待ち受けているのが履歴書の作成です。

就活をする上で、これが最も苦手だという学生さんや、面倒だと思っている学生さんも少なくはありません。

パソコンを使った履歴書提出OKという企業も増えてきましたが、幼稚園・保育園業界ではまだまだ手書きの履歴書が主流です。

 

そこで、今回は人事として過去多くの履歴書を見てきたスタッフが過去の経験から、履歴書における「最も気にした方が良いポイント3選」をリアルにご紹介します!

 

1. 文字を丁寧に書く

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手書き履歴書においては、パッと見た印象こそが最も大切だと言えます。

どんなに良いことを書いていたとしても、丁寧に書かれていない履歴書に対して決して好意は抱きません。

 

履歴書というのは、応募先へ「私は貴園が好きなので一緒に働きたいです」と書いた手紙といえます。

古臭い言い方をするならば、【履歴書=ラブレター】です。

その手紙の文字がはたして走り書きされたような文字だとしたら、受け取った貴方はどう感じるでしょうか。
本当にそう思っているの?と少し疑いたくなってしまいますね。

 

もし字にはあまり自身がないという人も、ここで落ち込む必要はありません。

字がキレイである方がもちろん良いのですが、ここで言いたいのはキレイかどうかではなく「丁寧に書いているか」という点です。

 

1.真っすぐ文字を書くための補助線をひく

2.鉛筆などで薄く下書きをしてその上からボールペンで書く

3.走り書きではなく1字1字ていねいに書く

4.ペンで間違ってしまった場合は修正液ではなく極力1から書き直す

 

こういう基本的なところをきちんと踏まえ、書かれた履歴書というのは丁寧であること、誠意があることがきちんと伝わります。

「履歴書1枚で判断しないで、会ってきちんと判断してほしい」と思うかもしれませんが、そのたかが1枚に誠意をもって対応できない人という判断をされ、面接する以前の話だと思われてしまっては意味がありません。

 

中には消しゴムで消していても多少下書きの後が見えてしまっている履歴書を見かけることもありますが、ちゃんと下書きしたのだなと思う程度なので「下書き跡が消したとしても多少気になってしまう」という心配はしなくても大丈夫です。

上手くなくていいので、読みやすい文字をできるだけ意識して書きましょう。

 

 

2. 証明写真をきちんと撮影してもらう

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学生が提出する履歴書の中には、駅前で撮影したインスタント写真かなと思うような写真も中にはあります。

学生さんの中にはこれを読んで「え!?ダメなの!?」と思われる人もいるかもしれませんが、インスタント写真が絶対にダメだとは言いませんが、オススメもしません。理由は3つです。

 

1.面接担当者以外に履歴書を見せて判断を仰ぐ場合がある

2.色褪せやすく安っぽく見える
3.入社後も退職するまでは面接時の履歴書を管理している場合が多い

 

インスタントの証明写真と、写真館などでお願いして撮影した証明写真は、誰が見ても分かるほど一目瞭然の出来栄えとなります。「人は見た目が9割」という書籍が過去話題となりましたが、まさに履歴書も見た目が9割を占めます。この見た目というのは、先ほどの「文字」と「証明写真」です。

 

採用担当者は機械ではなく、感情を持っている人です。

人である以上、正直な話をすればパッとみた履歴書から受ける印象によって「きちんと目を通してみよう」と思うか「なんとなく読んでおこう」と思うか、という最初の判断は大きく分かれてしまいます。

また、面接者が最終的に第三者に意見を仰ぐ際には、貴方の印象はその写真1枚で決まってしまいます。

面接は副園長先生が担当するものの、最終的には園長・理事長先生や、現場を取り仕切る主任の先生にも判断を仰ぐという事がないわけではありません。

 

では美人やイケメンがやはり得をするのか、というとそう単純な話ではありません。

証明写真というのは、実は奥が深く「業界が求めている雰囲気や印象の表情」というのが存在します。

例えば商社・外資などで「柔らかく優しそうな表情の写真」というのは求められていません、バリバリ働いてくれそうな人を求めているため「キリっとした表情・目力のある表情」の方が業界としては印象が良いといえます。

そういった表情や顔の角度・髪型・背景の色などもトータルしてアドバイスをしてくれる写真館が撮った写真と、インスタントで撮った写真とでは同じ人物が映っていても大きく異なります。

 

文字がキレイに書けなくてもいい、というのと同じです。

自分を業界に合わせて最大限良く見せてくれる写真というのは、それだけで印象を2割も3割も良くしてくれるものです。

 

また、その場限りと思っていた履歴書が、入社後に事務処理上見返される機会は意外にもあります。

これは勤めてみて初めて知ることが多い事実です。

きちんとしたスタジオや写真館で撮ってもらうとなると、インスタント写真と比べて少し値段が張ったり、撮影に行かなければならない手間もありますが、努力をせずに得ることの出来る好印象ポイントでもあるので、ぜひオススメします。

 

3. 読みやすい履歴書を意識する

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ここまで履歴書も見た目で受ける印象が大切と話してきましたが、あくまで大前提のお話しです。

この大前提がクリアできてからが、読み手側・書き手側双方の本番です。

 

自己紹介(自己PR)欄や、学生時代に頑張った事、志望動機など、それぞれの書き方のコツについてはまた別の記事で詳しく紹介していきますが、すべてに共通するポイントとして大切なのが「読みやすさ」です。

読みやすい文章に共通しているのは下記の4つです。

 

1. 一文をできるだけ短く切っている

2. 5W1H(いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのように)を意識している

3. 結論が冒頭にある

4. 主張したい内容がシンプル

 

文章を苦手とする人ほど一文を長くする傾向にあります。一文が短いと頭が悪そう、となんとなく感じるかもしれませんが、そんなことはありません。逆に一文が長いと、主語と述語の関係が見えにくくなってくるため、結局何が言いたいの?という結果に陥ります。文章によっては主語が分からなくなってしまい、意図が異なって伝わることさえあります。苦手な人ほど「一文は短く」を意識しましょう。

 

また、先に結論を述べ、そのあとに理由や根拠を述べるのが履歴書を書く上では基本となります。文章とよばれるものには、それぞれに書き方のコツが存在しています。
例えば、小説などの物語を書きたい場合は、いかに想像を膨らましてもらうか、盛り上がりポイントをどう作るか、というのがポイントとなってきます。しかし履歴書におけるポイントは、論文や作文と同じです。勿体ぶらずに結論を述べてから、なぜなのかという理由を説明するようにしましょう。

履歴書の時にこれを自然と意識できるようになると、面接の受け答えも基本は同じで結論からなので、後々役にも立ちます。更には、論文・作文などの筆記試験がある場合にも役に立つので、ぜひ履歴書を書くときにマスターしておきましょう。

 

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